ブラジルのクリスマスの定番スイーツと言えばこれ!
こんにちは。
12月になり、サンパウロの街中も徐々にクリスマスムードが漂って来ました!!
という事で、ブラジルのクリスマスの定番スイーツをご紹介します!!!
その名もパネトニ!!!
パネトニってなぁに??
パネトニはイタリアの"Panettone"(パネトーネ)の事です。
ブラジルではパネトニと読みます。
日本でも少しずつ広まって来ているみたいなので、ご存知の方もいるかもしれませんね。
パネトニはイタリア発祥のケーキで、パネトーネ種を使って発酵された生地にドライフルーツなどを混ぜ込んで作られたものです。
かわいいドーム型が特徴で、友人や子供に配ったりするそうです。
このパネトニ、11月頃から、
『これでもか!!!』
っていうくらいスーパーに山積みなっています。
本当に、すごい量・・・
また、伝統的なものはドライフルーツですが、チョコクリームやM&Mなど最近は何でもかんでも入れてOKみたいです。
やっぱり、みんなチョコレートは好きですしね。笑
パネトーネの歴史
そもそも、イタリアのお菓子なのに、なぜブラジルでそんなに流行っているの??
と思う方もいるはず・・・
それは、なにを隠そうイタリア系移民がものすっごく多いから!!!
1860年にイタリアからの移民が大量に来て以来、今ではブラジル最大のエスニックグループだそうです。
というわけで、イタリアの文化もブラジルにたくさん伝わってきました。
ちなみに、もうひとつブラジル人がイタリア料理と信じているフォガーサというものがあるのですが、
実はこれはイタリア移民が考えたイタリア風ブラジル料理です。笑
http://receitasdeminuto.com/como-fazer-fogazza-de-palmito/
ちなみに餃子の形をしたフライピザって感じで、美味しかったです。
パネトーネの由来は?
実は、パネトーネには色んな由来があって面白いんです。
いくつかシェアしたいと思います!
由来①イタリア語のpanettoから
イタリア語でpanettoでは「小さいパンケーキ」。
そして語尾に-oneを付ける事で「大きい」という意味になります。
なので、panettoは大きいケーキという意味です。
もはや大きいのか小さいのかわからない・・・
由来②ミラノの言葉で豪華なケーキ
由来ははっきりしないパネトーネですが、発祥地はほぼ間違いなくミラノだそうです。
そこから、ミラノの言葉のpan del ton(豪華なケーキ)から来たのではないかとも言われています。
由来③ トニーのパン(pane di Toni)
15世紀頃、パン屋の娘に恋をした青年が、父親トニーの信頼を勝ち取るためにパン屋で修業し、開発したのがパネトーネ。
そこからトニーのパンという意味のpane di Toniから来たというものです。
ちなみに、こちらが結構有力みたいです。
由来④トニーのパン(pane di Toni)パート②
こちらも同じくトニーのパンですが、こちらの由来はトニーさんが開発したというもの。
誤ってドライフルーツを混ぜ込んだ生地を焼いてしまったら、意外にも美味しくできた!というお話です。
どの由来が本当なのかはわかりませんが、こういう由来探しもなかなかおもしろいですよね!